友だちの家

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【プレイ感想】FFⅦ Rebirth 振り返る

FFⅦ Rebirthは1997年にスクウェア(現:スクウェア・エニックス)が初代プレイステーションで発売した『FINAL FANTASY Ⅶ』のリメイクプロジェクト3部作の第2作目の作品となります。

原作は日本では400万本、世界では1000万本以上売れた人気作品であり、原作発売から20年以上の時を経て、最新のハードでリメイクされました。

グラフィックの向上はさることながら、原作とは違ったストーリー展開を仕掛けている点も、本リメイクプロジェクトの大きな注目点となります。

 

FFⅦ Rebirth ココが好き!

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◎運命に抗う者たちの生き様

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普通のRPGとは違い一風変わった世界観や多種多様なキャラクターがいるFFⅦ

特にRebirthは前作と違いオープンワールドを採用しており、たくさんの仕掛けと、そこに生きる人々の生き様が更に深みをもって描かれていました。

様々な側面で感動を与えてくれたFFⅦ Rebirthですが、今回は特に心が動かされた場面を中心に感想を書いていきます。

(原作も含めた感想も大いに含まれますが、ご容赦ください)

 

※原作も含めたネタバレありで書いてます。閲覧は自己責任でお願いします。

※個人の感想です。プレイ済みの方向けのため用語や前提の説明などは省いています。

 

Rebirthを語る前に

私はそもそもFF7Rebirthの原作にあたる『FINAL FANTASY Ⅶ』がずっと好きな作品でした。元々は兄が買っていて実家に置いてあったものなので、気づいたら自分もやっていたのが始まりでしたが、なぜか何度も何度もプレイした作品です。大人になってからも様々なゲーム実況者の動画を見ました。

なぜそんなに好きか…と言われると絞るのは難しいのですが、1つ上げるとしたら「伏線の多さ」だと思います。

FFⅦはとにかく謎が多い。序盤は何も教えてくれない。だからキャラクターが物語を進めて、言葉にしたものだけが真実。それ以外は想像にお任せ。

だからこそ、「なんだこれ…」ってなっていたものが、「あれはこうゆうことだったのか!」という伏線回収が気持ちいい。そのときに、ようやくキャラクターの行動を理解できる流れになっていて、そうなるとまた一から遊びたくなる。そんな作品のマジックがあるように思います。

Rebirthはリメイク作品なので当然「何がどう変わっているのか、もしくは変わってないのか」はどうしても着目してしまうのですが、そのすべてに謎が隠されているだろうと思うとそれがFF7らしさなのかなと私は思います。

 

それでは、FF7Rebirthのたくさんの仕掛けと感動を、引き続き記載していきます。

ザックスという存在

まずプレイ開始と同時にまさかのザックス操作キャラ…!

最新作をワクワクしながら起動したら、操作キャラが主人公のクラウドでもパーティーメンバーでもなく、前回少ししか登場しなかったキャラから始まったんですよね。

今振り返ればKH2のような仕掛けだなと思います。まずプレイヤーを困惑させ、大した説明もなく「あれはなんだったんたろう…」とずっとザックスというキャラを刷り込ませる。(KH2だとロクサスですね)

「どうゆうことだ?!」と理解が追いつかないまま戦闘も始まったところで、戦闘はザックス専用モーションに専用の技。

今操作しているのはザックスなんだな、とここで動揺が一時収まります。

(そしてモーションが軽く使いやすかった)

 

原作~リメイク1作品目をプレイしていれば、1番安否や運命が気になるキャラだったことは間違いないのに、それを冒頭に持ってくるなんて、スクエニさんやりましたね(褒め言葉)って感じです。

 

ザックスに一旦何が起きているのか、それは全くわからないものの、今作の重要な描写であり、大きく物語に関わることを示唆されたことで、クラウドたちの冒険とともに、ザックスの運命の行く末がプレイヤーのもう一つの冒険の目的としてここで明確化されたように思います。

 

プレイしている時は「ザックス~~~(泣)いや、まじか、ザックス操作させてくれるんだ!!使いやす!」ととりあえず戸惑いと歓喜に溢れてました。これ神ゲー確定したわ、とか冒頭から思いましたね。憎い仕掛けを用意するものです…。

5年前のニブルヘイム

5年前の回想シーン。ここは櫻井さん(クラウドの声)の演技力に脱帽しました。

クラウドだけどザックスのように演じる…。当然セリフ自体がザックスっぽいのですが、声のトーンと明るさによって「いやもうこれザックスじゃん」と。

私は原作を知っているので「演技力すごい!」という観点で見てましたが、これ初見だとどう感じるんですかね~~。こうゆうとき、記憶無くしてプレイしたいとか思います。

カームの街

リメイクありがとう!バンザイ!!

と言いたくなる完成度。原作だともっとさびれたイメージがあった街なので、この改修はリメイク様々に思います。これは中世ヨーロッパのイメージなのかな?石畳と少し建物が密集していて、段のような構造になっていて私の趣味にダイレクトヒット。笑

時計台とか石畳ってなんかロマン感じます。

 

陰鬱だったミッドガルのスラムとうって変わって華やかさ、美しさに心を奪われました。加えて原作既プレイの人は結構好きな人が多いBGM『旅の途中で』のアレンジ

街の探索も楽しかったですが、この音楽を堪能したくてついつい長居してしまいました。笑

 

一方、この街でのティファとクラウドのぎくしゃくイベントは…ちょっとリアルでしたね。「寝るね」って言って帰ったのに部屋の前でクラウドの帰りを待っていて「はしゃぎすぎちゃったかな」って…

女子やな~と。笑 (去り際に後を引く発言をしていくのはせこいんよ~)

ここはさすがにクラウド不憫でした。

(でもこのイベント以降も少しずつお互いを理解していく様がキュンキュンしちゃいます…ここも振り幅利かすための演出なのかもしれませんね!)

個性的なエリア、そして星の生命

グラスランドエリア

原作でもそうでしたが、あのミッドガルの閉鎖的で色味がなかった町並みから打って変わってグラスランドエリアのような広大さとここから冒険が始まるんだというワクワク感はたまらなかったです。

そして予想を越えるフィールドの広さとサブクエの数!ありがたや~と思いながらスタートしました。個人的にエリアで一番好きだったのは曲もありきでグラスランドエリアでしょうか。ミッドガルに近い方のカームの西側エリアはBGMが『からっぽの空』で、なんともエモい演出でした。

 

『広大さを描く』ということを叶えるためにオープンワールドにしたと開発者インタビューでもありましたが、まさしくユーザが望んでいたことだと思うので、ユーザと開発者で解釈一致した部分だと思います。

 

グラスランドエリア、ジュノンエリア、コレルエリア、ゴンガガエリア、コスモエリア、ニブルエリア…と個性豊かなマップが続きます。グラスランドこそ『広大さ』と『緑の豊かさ』が描かれますが、他のマップは多種多様。最も魔晄が豊富なゴンガガはジャングルのような緑の多さ、逆にコレルは原作同様、緑ではなく砂漠や砂っぽい描写など、『星の命がどのように使われているか』をフィールドを通して表現していることを改めて実感しました。

ゴールドソーサーは遊ぶ場所!なんてイメージありますが、裏事情としては「魔晄をたくさん使っていて、それのせいで砂漠化が進んでいる」なんて、夢が壊れる話ですよね…。

クラウドたちの旅の目的は『星を救うこと』。一見壮大なテーマに思えますが、星の命=ライフストリームを魔晄エネルギーに変換していることで、人々の生活の豊かさとその代償を身近に感じられるようになっていると思います。

私たちの日々の生活でも電気やガスなどは無尽蔵の魔法のようなものではなく、いずれも資源があるわけですから、魔晄は現在社会でいうところの原発に置き換えて考えることができます。アバランチがやろうとしていたことは「魔晄を使うことをやめさせること」なので、【テロリスト】の位置付けにしかなりませんよね。魔晄がなくなったらどう生活していくのか?それがない以上、ただ現状を壊すのは、後半でも触れますが『正しい手段』ではないように思います。

これはあくまで憶測ですが、原作のFINAL FANTASY Ⅶが発売された1990年代~は、原発事故含め、CO2など地球温暖化現象が特に問題視されていた時代のようです。我々の生きる上での豊かさと、地球の資源という観点が注目された時代だとすると、FF7は「地球資源を考える」題材を作品として表現したのかなー、なんて思ってます。(憶測です)

ジュノン

演舞と第七歩兵部隊がやたらと印象的で、おもしろいコンテンツでした。クラウドが隊員たちに激を飛ばそうとしてかっこつけようとしたら行動キャンセルされて「お、おぅ…」ってなったシーンは声出して笑いました。クラウドかっこいいけどかっこ悪いキャラいいですよね~~~

例えば、ジュノンでイルカで大ジャンプして着地するシーン。クールに決めきるかと思ったら、仲間からの想像以上の称賛に、思わず「ふっ( ・´ー・`)」とドヤ顔するシーン。満更でもないんかい!と思わず突っ込んでしまいました。かわいいやつめ。

思わずクスリと笑ってしまうようなシーンがRebirthには散りばめられており、よりキャラクターを身近に感じられる表現がたくさんあったのも、深みがあってまた良かったです。

コスタ~

ありがとう、水着イベント(*´﹃`*)

ティファさん羨ましいです(小声)

 

夕方のビーチでのエアリスとの会話シーン、とっても意味深だったなあ。

リバースはちょこちょこエアリスが自分の気持ちを吐露する場面があって、リメイク作品を通して何とか気持ちを伝えきろうとしているように感じました。

未来を知ってたけど、今はあやふやで、でもかすかに感じ取ってる部分を、大事に、大事にエアリスは旅をしているんだなと。

 

結局最後は…なんですが、エアリスが古代種として抱えていた苦しみや、また強さも、原作よりずっとずっと表現されているんじゃないかなと思います。

エアリスは結局、自分より世界を、仲間を選ぶんですよね…

尊敬できるとか、自分ならどうするとか、そんな自分の尺度では測れないぐらい…「なんでその選択ができるんだろう」と思ってしまいます。

 

エアリスは、幸せだったんだろうか。

ゴールドソーサーで見る人間らしさ

FF7の世界の中でも一際異色の街、ゴールドソーサー。ただ楽しいテーマパーク施設、というだけでなく、このゴールドソーサーがあるからこその仕掛けもまたおもしろい。

ゴールドソーサーで表したかったって、非現実、それからなのかなって思います。

後半でも触れますが、デートイベントであったり、息抜きのような描写が多いエリアです。ただ一緒に旅をしているだけでは言葉にしないようなものが、やっぱり人間って出てくるものだなっていうのを、ここで描いているんじゃないでしょうか。

どれだけ星の生命を救うような旅をしているような人たちだって、遊びたいし、誰かを好きになったりする。

特にクラウドたちは毎日が死線ですし、また壮絶な過去があったことを思い出すと、「もう本当にゆっくりして…」なんて母親心みたいなものまで出てきます。

ゴールドソーサー、現実にあったら行ってみたい。

ロンリー・ゲスと愉快なキャラたち

クラウドはお前か?お前か?それともお前か?な~んて本当はわかってるよお前がクラウドだろ」(うろ覚え)

もう本当にFF7はメインキャラ以外もキャラが濃い!笑

こいつ原作にいたのは覚えてるけど名前ついてましたっけ?とにかく強烈だけど、普通におもしろい。

 

FF7はこのキャラに関わらずクセが強いキャラが他作品と比べても多い気がしていて、

ロンリーゲスに、ベグカンパニー、ディオ園長、神羅カンパニーの幹部連中(特に宝条、パルマーあたり)とか?他にもいたら教えてほしい!

 

クセは強くてキャラが濃いのに、この絶妙なバランスはクラウドがクールキャラだから成り立つのかな?実はFF7の隠れ推しポイントかもしれない。

バレットとダイン

ここ泣きました。

津田さん(ダインの声)の演技がすごすぎた。何より、「マリンが生きている」というのが、バレットは希望を与えるつもりで言ったのに、それがダインにとってはむしろより苦しさが増してしまうというすれ違いが、この2人の運命の皮肉さを恨むしかなかったよね。

 

マリンをこの手で抱えるには、汚れすぎてしまったダイン。じゃあどうすればダインは報われたんだろう。神羅に恨みを抱えず、真っ当に生きればよかったのでしょうか?

綺麗事を言えば、そうなのかもしれないです。でも、『エレノアとマリンを愛していた』ダインにとって、2人の死は生きる意味を見失ってしまったと同義で、じゃあ生きている意味って、、、?

結果ダインは神羅に復讐する道を選んだわけですが、関係のない人も巻き込んだ復讐は端から見れば正しくはない一方で、『人を恨まない』なんて、言うは易し。バレットだって、ずっと神羅を恨んで、人も殺めてきてるわけで。

 

それでも、それを抱えて生きる苦しみを背負ったバレットと、どうやって死ねばいいかを考えていたダインの2人の違いって、マリンという希望を見つけられたか見つけられなかったか

 

これこそ、運命のいたずらなんだろうな。ダインだって、早くにマリンが生きているのを知っていたら、こんな終わりにはならなかったように思う。

原作だと、自ら死を選んでいて、リバースだと、バレットを庇った形で命を落としているから、結果命は落とすという運命は同じであっても、リバースのほうが少し希望が残る最後に思いました。

 

運命なんて簡単な言葉では片付けられない、複雑で、結論の出ない、ごちゃごちゃした感情が残るシーンなのだけど、最後のバレットの「全部背負う」というセリフが、プレイヤーも含めて前に進む言葉になっていると思う。

バレットはかっけえよ。

シスネとゴンガガ

ゴンガガはご存知、ザックスの故郷。自然に溢れたエリア。

シスネが出てきたのはびっくり。CCFF7でシスネのラスト覚えてなくてですね…

ちょっとここにいる経緯がわからないのですが、今でもザックスのことを想っているんだなあと。料理は下手みたいですが、頼りになるいい女です。

シスネが登場した時、BGMがクライシスコアの曲でしたね…それだけでエモい気持ちになりました。彼女がいればザックスの故郷は安心です。

ティファのライフストリームへの落下

原作にはない、魔晄炉でのティファのライフストリームへの落下。原作だともっと後に発生するイベントですが、今回はティファ単独なことも原作と違ってて、色々と困惑しました。

先にティファは、幼少期の本当の記憶をここで思い出すのですが、ここの描写がどこにつながるのかがまだわからない。

ティファが先に真実を知ることで、クラウドが壊れきってしまう前にティファが本当のクラウドを見つけるのかなって考えたのですが、情報としてはまだ足りないからな…ぬぬぬ。

ティファのクラウドは大丈夫だよ」「今度は私が守るね」に、優しさと強さを感じるセリフだと感じました。原作だと言いたいことも言えず、ウジウジしている印象が強いティファですが、今回のこのイベントから考えると、また原作とは違う形でティファがクラウドを救うのかなーと。

 

このあたりからプレイヤーとしても「おいおい、クラウドしっかりしろよ」と強く思い始めるところ。バレットよく殴った!とか思ってました。ティファが剣で切られてたり魔晄中毒になってたらどうしたんだよと。

それでも一緒にいれるメンバーは、どうゆう気持ちなのかな。もっと疑ってもよくないかなあと思うのだけど。信頼?それとも大丈夫って信じたいだけ?わからん。

でも「しっかりしろよ」で殴れるバレットは、「本当のお前はこんなことしないだろ」って言っているようで、やっぱりいい兄貴分だなと思う。う~~~ん、やっぱりパーティーメンバー全員優しいわ。クラウドがみんなを救っているようで、気づいたら救われているのはクラウドの方なんだよね。

コスモキャニオンと星命学

たくさん写真撮りました。笑 町並みの再現度が素晴らしかった。特に天文台

星降る峡谷、だっけな、原作のBGMは。神BGMです。

 

星命学を探求する街であることが人々の会話を含めよりわかりやすく表現されていて、原作より更に没入感がありました。セミナーはある種宗教のようにも感じましたが。

 

じっちゃんが若干老害チックに描かれていたのは、既存の教えだけではなくて、新たな考えを持って生きていかないといけないっていう対比をわかりやすくするためだったのかな?

世界は変わる。星は変わる。それに気づかないといけない。そんな感じかな。

 

宿屋のシルドラもおもしろくて、コスタデルソルでピアノ伴奏をバックレた演者がいたりとか、あとはアドベントチルドレンで流れるコーラスが歌われていたりとか。

アドベントチルドレンの曲はあまり深く考えてはこなかったものの、ここで星命学やライフストリームを表す曲として使われているんだなと認識しました。そう思うと、アドベントチルドレンのすべてが、星の流れを描いた話だったんだなと思います。

 

星送りの儀は幻想的で、淡い緑色で描かれたのが印象的。…ですが、やっぱりその前のエアリスのセリフがね。

「ずっと一緒にいれるように、いい人でいよう。そう思います」

だって。

これも原作にないセリフだよね?コスタでの発言も踏まえると、本当は神羅が憎くて堪らないとか、古代種なんて投げ出したいのかとか、本心はそうゆう憎しみや不安な想いを抱えている。けれども、いい人でいよう、とエアリスは決心している。

恐らくそれは、”仲間”、ないし、”大切な人”のために。

 

いや、泣ける。

正直エアリスってFF7全編通じて「ずっとしっかりしている」「自分の使命を理解し受け入れている」って印象を持っているから、すごく思い病んでいるとか、逆に古代種として使命を全うする決意をさせるくらい大切な仲間に出逢えた、のような『決心がわかる描写』がない気がして。

何がそこまで彼女を動かしたんだろうと思うのと、なんかもう彼女が『優しい』とかいう陳腐な結論しか出てこない。自分のことより周りが大事。そうゆう人なんだろう。

 

そう思うと、少しエアリスのわがままな描写って、全然許せるなって思う。

ナナキと戦士セト

まあFF7のエモいエピソードの中でも上位になるエピソードとワンカットですよね。

あれだけ渋いキャラだったレッドⅩⅢが等身大の自分に戻るところも、他のゲームではなかなかない仕掛けに思います。ようやく、『父』が出来て、子どもに戻れたんでしょうね。セトが涙するシーンは原作を知ってても涙腺に来るシーンでした。

原作では当然声がついてないので、テキストでしか雰囲気が変わった様子はわかりませんでしたが、今回レッドⅩⅢの声をやられている山口勝平さんの振り幅といったら…。

幼い方の声はわかりますが、渋い方の声はまさか山口さんが声を当てられているとは思わず、最初に知ったときは驚きましたね。でもこのエピソードがあることも踏まえると、声優も納得です。

ニブルエリア

ストーリー的にあまり好きじゃないエリア。ずっと暗いし住民は偽物だし敵は嫌らしいやつが多いし強いしでいい思い出ない!

誰や!クラウドとティファの家に住んでるやつ!怒

守りたい、この笑顔。

ニブル編はなんといってもケットシーの操作パートが楽しかった!この可愛いキャラを操作させてくれてありがとうスクエニ。とても最高でした。

操作キャラになることで身近にキャラを感じられましたし、ここでしか見られないモーションも可愛らしい…終始かわいさに癒やされながらプレイしてました。(でもインヤンは強すぎたので許しません)

 

ケットシーの活躍は原作だともっと別のシーンであるのですが、ここでケットシーメインなのかとちょっと意外でした。

このあとの古代種の神殿が大一番ではあるものの、ここでケットシーってクラウドたちの仲間だよね!」って強く思わせるのがスクエニさん悪いことするなあと笑

※このあと1度ケットシークラウドたちを裏切る

もちろんケットシーは裏切りたくて裏切ったわけではないと思うけれど、ケットシーケットシーの正義・信念があるからね。そこを話す機会もないままだと、すれ違っちゃっても仕方がない。

 

原作だとバレットとケットシーの言い合いのシーンが結構好きなんですが、リバースだと2人共結構打ち解けちゃった感じだからないのかな~と思ったり。

 

目的は手段を正当化しねぇよ。

 

これはテイルズヴェスペリアのレイブンのセリフの引用で、好きなセリフです。

どれだけ高尚な正義を掲げても、何をやってもいいってことにはならないよってことですね。難しい、けど大事なことだと思ってます。

 

バレットとケットシーは目指したいことは一緒だけどケットシーはバレットの手段について非難するんですね。神羅を目の敵にしていたバレットにはクリーンヒットしてました。ここでちゃんと自分を見つめ直して、かつ前に進めるバレットは本当にかっこいいです。

 

ケットシーってパーティーの中でも異色で、まあはっきりいって『スパイ』なのでそもそも敵っていうのがおもしろい。本来対峙するはずの存在なのに、ケットシークラウドたちの生き方に影響を受けて、最後はちゃーんと仲間になるんですが、仲間とか敵のくくりって、何で決まるんだろうなってこのキャラを見てて思います。

神羅アバランチっていう大きな主語を『すべて』に当てはめちゃうから、おかしなことになるんでしょうね。神羅だから悪い、アバランチだから敵、みたいに。

ただ、ケットシーはそこから一人ひとりが「見えて」きたから、バレット、ないしクラウドたちと打ち解けられたのかなと思います。

 

ケットシー自体のキャラの深堀りはあまりされませんが、彼の存在がクラウドたちを動かすいいスパイスになっていて、個人的にはすごく好きなキャラですね。

3部作目もぜひ活躍してほしい!

LOVELESS

ゴンドラデートはナナキでした。ずっと犬がハフハフ言ってました。いや、いいんですよ。ナナキって原作でデート相手に含まれてないし?好感度ですから?、、、でもエアリスかティファが見たかったです。

(あとから動画で他のキャラは見ました。最高でした。)

 

ゴンドラデート、LOVELESS

こんなに互いの想いを確かめ合うイベントがあってから、続く場所は古代種の神殿…

落とし方がとてもしんどい。

このままみんな幸せになってくれよと思ってしまうくらい、夢のひとときでした。

夢だから、それを勝ち取るために、クラウドたちは次の目的地に向かうんだよな…。

夢って、見ない方が幸せなんじゃないかとたまに思うよね。

 

エアリスが歌う『No Promises to Keep』

直訳すると「守るべき約束はない」のようなのですが、ちょっと英語2なのでわかりません。笑

この歌の解釈自体は色々あるのだと思いますが、『約束なんてなくても、明日も会えると信じさせて』と最後は歌っています。これを、古代種の神殿に向かう前に歌っています。個人的には「約束」はそのままの意味ではなく、この作品内においては「運命」と置き換えてもいいのかな、と。明日会えることが運命通りであっても、そうではない運命だったとしても、「明日もあなたに会いたい」。そう歌っているように私には聞こえました。自分自身の運命ではなく、世界の運命を変えることを選択したエアリスにとって、最後の自分のわがままを吐露したような、そんなシーンだったのかなと思います。

「自分のわがままは、ここで終わり」、そうゆう節目だったのかな。

古代種の神殿、過去、そしてこれから

クラウドが超絶こわっ、ってなる。正直櫻井さんの演技が上手すぎてクラウドの気持ち悪さが原作より何倍にもなって表現されてました(震)それでも優しくクラウドを見つめるエアリスはやはり天使…。

 

(物語的には重要なことが多く語られるのですが、正直私の考察力では何とも追いつかない事が多いので、考察動画を待ちます(人任せ))

 

それぞれのキャラの最も辛い過去が語られるシーンでは、涙なしには見れませんでした。改めて、みんな神羅に奪われてきたんだなと再認識しました。

 

神羅を憎む理由はたくさんある中で、でもパーティーメンバーはそれぞれちゃんと『今』と向き合ってるから、前に進めているんだろうな。

 

ティファはクラウド

エアリスはクラウドと星、

バレットはマリンとアバランチメンバー、

レッドⅩⅢは偉大なる戦士になって故郷を守ること、

ユフィは故郷。

 

そして、仲間。

 

自分だけで本当の意味で生きていける人なんていなくて、みんな何かしらの繋がりが生きる力になっているんだなと改めて思う。

 

周りの人、大事にしたいなあ。

 

クラウド、早く呪縛から覚めて、早く大切な人を守れる人になってくれ。

みんな待ってるぞ。

終わりに

ザックス~~~(泣)

やっぱり違う世界線だった…でも助けに来てくれた!

 

「さよなら?行ってきます?…いや、またな!」

 

ここまで散々引っ張ってきたザックスが、最後の最後でクラウドと共闘するなんて胸熱だったとしか感想が出てこないのですが…

 

ただ、ザックスが生きている描写の中で、ザックスなりに周りを助けて守ってきたのに、エルミナにエアリスの状態を見て「出来てないじゃないか!」と怒られたり、クラウドはずっと目を覚まさなかったり、マリンに「エアリスはクラウドのことが好き。だから助けてあげて」って言われたり、どの世界線辿っても神羅兵に取り囲まれたり、

いやそもそも死んでるからその未来さえなかったんだろうけど、それでも色々不憫すぎるな…って思います。

 

ザックスは未来を選びたいと。

 

3作目では、選べるのかな…。

彼は周りのたくさんの人を救ってきた分、幸せになれるのかな。

 

どうか、明るい未来であることを、祈っています。